Paper of the Monthコーナーの新設について

  図書館は情報を収集・供給すると同時に、「知」を発信するハブとしての役割を担っていると思います。
  新しい試みとして“Paper of the Month”として直近1か月に帝京大学から発表された論文を紹介するコーナーをこのホームページに設けたいと思います。帝京大学は総合大学ですので様々な分野・領域での研究が日々なされています。しかし隣の教室がどのような研究をしているか知らないことが多いと思います。そこで新規に発表された論文を分かりやすく解説していただきながら、研究室紹介していただくコーナーにしたいと思います。多くの方が関心を抱きそうな論文にしたいと思いますが、論文選定につきましては図書館にご一任ください。選定の基準としましては、原則として、筆頭著者と最終の著者が帝京大学所属の原著英文論文であり、症例報告や学会主導の論文(ガイドラインを含む)および総説は対象外にいたします。
  本学には多くの研究室がありますので複数回まわってくるチャンスは少ないかも知れません。11月からのスタートを予定していますが、執筆依頼が届きましたらどうかよろしくお願いいたします。
2017年10月 図書館長 内田俊也


 

新任館長の挨拶


 
 
医学部産婦人科学講座 主任教授 綾部琢哉

 「薔薇の名前」に出てくる図書館が、古来の図書館というイメージをよく具現していると思います。文字と印刷技術とにより書物が作られ、それを保管して公開し未来へと繋げる。情報は稗田阿礼によるような口伝ではなく、木片、粘土板、紙媒体により伝えられ、精度を保ちながら広く共有されました。
 組織の中での職務は、特に技術的な修練の入る余地がない領域では、情報に接する機会の多寡とその質により階層づけられてきました。
 書物が物質として貴重だった頃、一度読了されたら殆ど再利用されない書物を皆で読むことにすれば、書写による誤差を防ぎ、物質資源も節約できました。
 生まれた時から電子媒体とともに生きている今の世代にとって、世界観は大きく変わりました。先人の努力の結晶である書籍に囲まれた環境下でも、その霊気に威圧されることは無さそうです。情報は一瞬で共有され量的な差異は階層形成における意味を失いました。
 この時代にあって、図書館の意義も変化を求められています。
 人事評価に際して少なくとも見かけは「客観的」であるものが求められ、論文数とその点数が数的評価に繋がるのは世界中共通のことです。その論文の情報に知的財産権が付与され、共有に際して経済的な問題が生じてきます。紙媒体の情報を個々人が購入していた時に比べ、図書館が1冊購入して皆が閲覧するようになれば、出版する側に経済的な不利益が生じますから、図書館が支出する電子媒体での購読料が利用者数により差がつくのは当然です。しかしながら、今はその経済的基準が曖昧なままで、これも世界規模での問題です。
 利用者が電子媒体を通じて情報に自由に接することができるような態勢を維持すること、これがおそらく、今の図書館に求められる姿なのかもしれません。
 乃木希典が目を通した書物には色付きで様々な印が記入されていたそうです。それを辿ることによって読み手の思考回路をも辿ることができる・・・紙媒体を精神的遺産として感じてしまう古い人間が、2019年4月1日付で図書館長を拝命致しました。宜しくお願い申し上げます。
 2019年4月吉日
 

新任館長の挨拶


 
 
医学部精神神経科学講座 主任教授 池淵恵美

 このたび2018年4月1日付けで医学総合図書館の図書館長を拝命いたしました。前任である内田館長が行ってきたたくさんの改革を引き継ぎ、図書館が多くの皆さまのお役にたてるよう、微力ながら尽力していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 世の中は書籍離れが進んでおり、特に若い世代の人たちはあまり教科書を読まず、もっぱらインターネットに頼って情報を集める時代となっています。その中にあって、手にとって読む書籍の良さ、有用さを伝えていく場としてありたいと考えています。さらに日々更新されていく医療関係の膨大な情報を、どのように効率よくお伝えし、学生・教職員の学習・研究・診療を支援することができるかが、大きな課題となっております。そのため図書館でも実際の教育や研究の現場でのこうした情報収集にお役立ていただけるように、新しい検索システムやオンラインジャーナルの充実に力を入れていますので、ぜひホームページをご覧になってください。
 一方図書館にはベテランのスタッフがおり、そうしたシステムの活用や図書・文献の検索に助力いたしますので、ぜひ図書館に足を運んでみていただきたいと思います。今後の発展を見据えたご意見をいただけましたら幸いです。
 2018年4月吉日
 

新任館長の挨拶

   
医学部内科学講座教授 内田俊也

このたび2017年4月1日付けで医学総合図書館の図書館長を拝命いたしました。図書館は学問の府として大学の中心であり責任の重さを痛感しています。まずは館内業務とその実情を把握し、歴代館長が取り組まれてこられた課題について検討していきたいと思っています。
現代の図書館は学生・教職員にとって学修・研究を支援する器であると同時に、効率よく情報収集する手段でもあります。電子メディアによる情報の発信と収集が急増しているとはいえ、図書を手にとってのアナログ的な手法も衰えてはいません。とくに教科書・参考書などの電子メディア化は限界もありますので、職員執筆による図書寄贈を推進したいと考えています。図書館は、図書の「館」というよりは、様々なメディアによる学術・文化の「館」とならねばなりません。折しもOPACがリニューアルされ、ホームページも新しくなりました。学生・教職員への一層のサービス向上に努めたいと思っていますので、ぜひ図書館に足をお運びいただき、ご意見いただけましたら幸いです。
 2017年4月吉日
 
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